「調和とは、取り巻く環境を含め、全ての体感がひとつになることであり、それは食事の印象を変える一瞬の出来事である」-金坂真次 『Shinji by Kanesaka』 St. Regis に一歩足を踏み入れて頂くと、銀座鮨かねさか本店と同様、入門潤三 ( Junzo Irikado) 氏デザインによる、威厳ある伝統と卓越した芸術の世界が広がっています。 職人技の精神を忠実に守る『Shinji by Kanesaka』 St. Regis は、日本の建築、伝統、おもてなしの精神の最高峰を念頭にデザインされ、瓦屋根の元にたたずむ上品な格子戸からその両側の障子窓まで、玄関はその先に広がる世界の始まりを表現しています。 玄関を抜けると、日本の茶室の伝統的な様式と時代を超えるその美しさを体現する内装が、行燈の柔らかい明りに照らされて広がっています。 ほのかに檜や杉、花梨の香りが漂う上品な空間の中、石畳が二つの個室、桜の間と銀杏の間へとお客様をご案内します。 来賓客をもてなすための伝統的な離れの概念をとりいれた個室は、日本から持ち込まれた繊細な手作業による建具や装飾で飾られ、各個室の名称は内装に使われた樹の名に由来しています。 メインダイニングでは、 料理長吉澤俊亮率いる板前陣が、樹齢300年に及ぶ檜の一枚板カウンターを前に伝統工芸の担い手として辣腕を振るいます。 深紅の絨毯が広げられ、天井から床までのプレミアム ワインセラーが豪華で壮麗な空間を創り出す中、精微な飾り障子が自然美を優雅に表現しています。 一歩足を踏み入れて頂いたその瞬間より、息を呑むような、そして心を揺さぶるような時間へとお客様をお誘いいたします。五感を刺激する、真の卓越した食体験をお楽しみください。

料理長 小林啓一

St. Regis Hotel

真の職人である料理長 小林啓一は、完璧な料理の追及には生涯を通じての克己心、集中力、揺るぎない注意力をもって細部までこだわっていく必要があるというのが信条です。

大阪出身の小林は父と同じ料理人の道を選び、東京に移って研鑽を積みました。そして、そのわずか数年後には料理長に任命され、何人もの最高の料理人を生み出してきた街、東京で名を上げていきました。

「初心忘るべからず」

20年以上にわたり、この精神を胸に自身の生まれ育った文化や古くから伝わる伝統を重んじてきた料理長小林は、『Shinji by Kanesaka』 St. Regis店にて、その熟練した職人技で伝統的な江戸前鮨に敬意を払い、『かねさか』ならではの体験をご提供して参ります。

料理長小林の創り出す一つ一つの料理は、季節毎に移り変わる美しさを完璧なまでに反映した繊細な味覚の集大成です。精魂込めてご用意した、胸躍る美食の最高峰をどうかお楽しみください。

ザ・セントレジス・シンガポール 29タングリングロード ロビー階 シンガポール 247911

昼 12pm – 1.20pm or 1.30pm – 3pm
夜 6pm – 8.20pm or 8.30pm – 10.30pm
【定休日】日曜 (ラストオーダー21時)